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共 催 高槻市立生涯学習センター/噺の会じゅげむ


天候は、晴れです。朝晩は冷え込む

ようになってきましたが、昼は逆に

暖かかったり、着る服を選ぶのが

難しい気候です。


会場設営のスタートです。広い広い

展示ホールに椅子や机を倉庫から

大量に搬入。結構、力のいる作業

になってます。その他、ウォールを

移動させて楽屋も作ります。


寄席会場の完成です。長年にわたり、

試行錯誤を重ねてきましたが、この

形が、ほぼ完成形と言えるまでに

なってきました。


最近のお定まりの開演1時間前の

開場です。待ちかねたように多くの

お客さんが来場いただきました。


午後2時ちょうどに開演。すでに

100名を超える大入りになりました。

今回も、くじらいだー@さんのブログ

「ミニ活動報告」を引用させていただ

いています。(以下の
青色の部分)


一席目は、悠々亭一光さん。演目は、

「踊るファックス」です。送信先を

間違えた意味深なファックスが

とある薬局に届き、それがきっかけ

になって大騒動に発展します。

  


立川志の輔師の創作。一光さんは

「今やファックスも過去のものかも」と

心配されてましたが、いつの時代にも

「便利な機械の意外な不便さ」はある

もので、そのあたりで結構うけてました。

  


二席目は、三流亭志まねさんです。

演目は、「転失気(てんしき)」。

転失気が「おなら」のことだとは

知らない和尚さんが、しったかぶり

をして恥をかきます。


体調不良で休演となったメンバーの

代演。急な代演を難なく引き受けてくだ

さる頼もしい志まねさん。小僧の珍念

以外の大人たちが揃いも揃って

「知ったかぶり」。

典型的な「落語国」ですね。


今回もお茶子は、志熨家かりんさんと

寿亭さや豆さんの母娘コンビです。

会うたびに「大人の女性」になってゆく

さや豆さん。


三席目は、高月亭すばるさんです。

演目は、「赤とんぼ)」。童謡を

ふと口ずさんだことから、上司に童謡

酒場に連れてこられますが、そのうち

立場が大逆転して・・・。


六代桂文枝師の創作。舞台が「童謡

酒場」ということで、童謡に関する蘊蓄が

たっぷり、すばるさんの美声も楽しめる

かなりお得な一席です。


中トリの四席目は、南茶亭おすしん。

演目は、「ハンカチ」です。夫婦

げんかの最中、ひょんなことから

「妻に愛を叫ぶコンテスト」に

出場することになり、叫びます・・・。

   


吉本所属「二丁拳銃」小堀氏の創作

ですが、プロアマとも多くの噺家が手がけ

ており、すっかり「古典化」してます。

真の夫婦愛とは何か? まさに「現代

版・替り目」といえます。

見事な中トリです。

   


おかげさまをもちまして、今回の寄席も

入場者178名の大入りとなりました。

改めまして、厚く御礼申し上げます。


ここで中入りの休憩になります。


楽屋には、お客さんからの差し入れの

饅頭や、志まねさんの茨城県のお土産

のなっとうスナック、すばるさんからの

お茶などが並びます。高座が終わった

後に食べるお菓子はホッとしますね。



定例会の案内ハガキを毎月送っている

のですが、先月から郵便料金が値上げに

なり、財政的に厳しくなってきているところ、

お客さんから「値上げ前のハガキがたく

さんあるので」とご寄付をいただきました。

大いに助かります。有り難うございました。


中入り後の五席目は、六弦亭ざくろ

さんの「始末の極意」です。ケチに

徹するための極意を教わりに来るの

ですが、なかなか思うようにことが

運びません。


「大阪の三ケチ」のエピソードに

お客様も聞き入っておられたようです。

「始末の極意」というネタはいろんな

切り取り方があるようで、今回は「鰻

の匂い」に重きを置いて演じられました。

   


六席目のトリは、寿亭司之助さん。

演目は、「餅屋問答」です。江戸

落語では、「こんにゃく問答」です。

世話好きの餅屋の親父さんが、

ぐうたら男を禅寺の住職に収めます。


プログラムのコラム「司之助の木戸

御免」で、上方落語になぜ「餅」の

ネタが多いのかについて語られています。

このネタの見せ場は餅屋の親父と修行僧

とのちぐはぐな問答。代表ならではの

貫禄で文句なしの大トリ!


お経も知らないインチキ住職の寺に

永平寺の修行僧が問答を挑みに来て、

大騒ぎに。そして、夜逃げしようとして

いるところに餅屋の親父さんが救世主?

になって問答を引き受けますが・・・。


寄席も無事にお開きになって、

スタッフ総出でお客さんをお見送り

します。最後まで大勢の方が残って

いただき、感謝の言葉もありません。


お客さんをお見送りした後は、大急ぎで、

会場の撤収作業を開始します。この作業も

時間に追われる体力勝負です。


すべての作業が終われば、本日の

二度目のお楽しみの打ち上げです。

居酒屋さんの「かいじ」で、美味しい

お酒(飲めない人はソフトドリンク)

で落語談義に大きな花が咲きました。


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前日は雨模様だったので、少し心配

でしたが、朝からいい天気になりました。

会場になる高槻阪急スクエア。こちらの

会場に移転して開催するようになって

早いもので、19年になります。


衆議院議員選挙の期日前投票の

真っ最中。高槻阪急スクエアでも

投票ができます。今回の投票場所

は、多目的ホールからパーキング館

の駐輪場奥に変更されていました。


いつものように午前10時30分から

多目的ホールで会場設営を始めます。

パーティ形式に配置されたテーブルや

椅子を一旦撤収して、寄席会場に

するべく椅子や机や衝立を配置します。


いつもは悩み抜いて時間がかかった

メインの高座の設営ですが、前回から

は大体の形が決まってきましたので、

要領よく、比較的早く設営を完了でき

るようになりました。


高座の上には、当会「噺の会じゅげむ」

の名称の元となった落語の「寿限無」

という文字が達筆で書かれた額を設置

します。大事な看板なので、傾きがないよ

う確認しながら、慎重に作業しています。


設営開始から約1時間をかけて、

ようやく、いつもどおりの寄席会場

が完成しました。でも、前回と少し

見た目が違います。何やら椅子が

きれいになっているような・・・。


そうです。椅子が新調されていました。

前の椅子よりも軽量になったので、

運ぶのも楽になりました。色はこげ茶

に金色のフレーム・・・これは、阪急電

車のボディのカラーじゃないですか!


寄席会場の出入り口の横の受付の

準備も万端整い、開演1時間前になる

午後1時には開場です。コロナ禍以来

30分前だった開場時間が1時間前に

変更されたまま現在に至っています。


時候もよく、行楽日和といえますが、

いつものとおり、待ちかねたお客さん

が続々と入場されます。今回は、

選挙の期日前投票所と間違われて

来場する方もおられましたが・・・。


今回は、出演者の出番直前の楽屋

での姿をスナップ撮影してみました。

まずは、トップの出番の歩鱈小酔

(ほたら・こよう)さん。実に落ち着い

た様子です。


午後2時の開演時には、100名を

超える大入りの状態になりました。

今回もくじらいだー@さんのブログ

引用させていただいています。

(以下の青い部分)


一席目は、歩鱈小酔さん。演目は、

「つる」です。Iという鳥がなぜ

「つる」と呼ばれるようになったのか?

という疑問に苦しまぎれの回答が

「雄(おん)がツーッと飛んできて・・・」


落語の基本テクニックがすべて詰まった

ネタと言われてます。小酔さんの高座は

「落語は基本通り演じればきちんと

受ける」という格言そのもの。

トップから会場は爆笑の渦です。


出番直前の六弦亭ざくろ(ろくげん

てい・ざくろ)さん。元気あふれる

高座姿とは違い、若干緊張気味の

ようです。


二席目は、六弦亭ざくろさん。演目は、

「みかん屋」です。行商のみかん売り

をすることになった主人公、教えられた

とおりにやったつもりですが、肝心な

ところで勘違いし儲け損ないます。

実はこのネタ、私も手がけています。


ざくろさん、台詞の「こうや(便所の

別称)」が出てこなくて困っておられて

思わず楽屋から「こうや!」。

ざくろさん「隣の長屋のおっちゃんが

教えてくれた」と笑いに変えるあたりは

さすが!いつもの元気印の高座です。


出番直前の潮吹亭くじら(しおふくてい

・くじら)さん。何か、笑ってます。

ざくろさんの高座が面白いのか、

はたまた、自分のネタ繰りの内容が

面白いのか・・・。


三席目は、潮吹亭くじらさん。演目は

「ジンギスカン」です。漫才の夢路

いとし喜味こいし師匠のネタを

落語仕立てにするとこうなります。

内容はジンギスカン鍋を作る要領を

説明するだけなのですが・・・。


「古典」とも「創作」とも呼べない

ジャンル不明のネタですが、今日も

確実に受けてました。ありがたいです。

私の中では「困った時のジン

ギスカン」です。


お茶子は、久しぶりに志熨家かりん

(しのすや・かりん)さんと寿亭さや豆

(ことぶきてい・さやまめ)さんの

母娘コンビの復活です。お客さんから

も「久しぶり!」とお声がけが・・・。


出番直前の三流亭志まね(さん

りゅうてい・しまね)さんです。

身繕いを整えながら、こちらは

結構、余裕の様子でした。


おかげさまで、今回も入場者121人の

大入満員です。後方に設置した臨時席

(といっても、テーブルに座布団!?)

もいっぱいになりました。


中トリの四席目は、三流亭志まねさん。

演目は、「夢の酒」です。若旦那が昔

なじみの女の夢を見て、嫁が嫉妬して

大騒ぎに。そこに大旦那が夫婦げんか

の仲裁に入るのですが・・・。


「今時こんな紫の座布団に乗っかってる

のは我々落語をやる人間とあとはお仏壇の

輪(りん)ぐらいで・・・」

おなじみのくすぐりから大受け。夢と現実を

行ったり来たり。こんな高度なテクニックを

要する噺は、まさに志まねさんの独壇場。


ほぼ予定どおりの時間で進行し、

中入りの休憩となりました。


楽屋には、お客さんから「御座候」、

志まねさんから「うなぎパイ」の

VSOPの差し入れです。「御座候」

は定番の美味さ。「うなぎパイ」は、

普通のより上質な美味さでした。


出番直前の洋酒家巧駆(ようしゅや・

こーく)さんです。こちらは淡々と

出番を待たれていました。

中入り後の五席目は、洋酒家巧駆

さん。演目は、「道具屋」です。

おじさんの代わりに露店の道具屋

をするのですが、いわくありげな品物

ばかりなので、なかなか売れません。


二席目「みかん屋」とほぼ同趣向のネタですが、

あちらが「おいしい紀州みかん」に対して、こち

らはとても売り物とはいえないガラクタばかり。

商売としてはこちらの方が難しい・・・大学落研

時代から手がけているネタ。まさに巧駆さんの

「十八番」。


楽屋に貼られた出番表です。今日の

出演者の出番・演目・サゲのセリフ・

出囃子・見台の有無・所要時間・出番

の予想時間が記載されています。

かなり以前からこの形式になります。


出番直前の悠々亭一光(ゆうゆう

てい・いっこう)さんです。こちらは

演りなれた演目なのですが、新しい

趣向を取り入れた初演ということも

あり、若干、緊張されてるような・・・。


本日の六席目のトリは、悠々亭一光さん。

演目は「やかんは癪の合薬」です。

お得意の「やかん」と「癪の合薬」の

二つの落語を合体させるという趣向。

さて、どのように料理されるのか・・・。


共通項は「やかん」というキーワード

のみ。趣向の違う二本のネタをどう合体

させるのか? 今日一番の関心事。

ベースは根問ネタ「やかん」。その

中に「癪の合薬」エピソードをはめ

込んで・・・なるほど。さすがです。


今や「準メンバー」とも言える奥様

の応援もあって文句なしの「大トリ」。

どのように合体させるのか興味津々

でしたが、「やかん」での早口で

語る講釈の立弁もお見事でした。


今回も無事にお開きとなりました。

時刻は、ほぼ予定どおりです。出演者と

スタッフが勢揃いしてお客さんをお見送り

します。皆さん、本当に楽しそうで、私たち

も嬉しい瞬間です。


終演後は、大急ぎで撤収作業に入ります。

椅子等を一旦片付けてから、寄席の設営

前のパーティ形式に戻します。
プログラム

のくじらさんのコラムは、「特集」コーナー

「くじらのひとりごと」に掲載してます。


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