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第347回
 噺の会じゅげむ定期公演 

 第132回 高槻市民寄席  


と  き  令和6年3月24日(日) 午後2時開演

ところ 高槻市立生涯学習センター 1階 展示ホール


共 催 高槻市立生涯学習センター/噺の会じゅげむ


昨日から降り続いた雨も、朝には

上がりました。入場無料の寄席の

大敵は、その日の天候です。

天気が悪いと、どうしても足が

遠のいてしまいますから・・・。


今回の設営作業は楽でした。という

のも、前日に同じ会場でプロの寄席

が開催され、私どももお手伝いさせ

てもらったので、椅子や高座周りは

そのまま残していただきました。


でも、高座だけはプロ仕様とは

いかないので、自分たちで一から

組み上げなければなりません。

いつもこんなに楽に準備ができたら

いいのですが。


設営作業を終えた後は、お客さんに

お配りするプログラムとチラシの

準備です。通し番号を打ったプロ

グラムの番号順にチラシを挟み

込んでいきます。


すべての作業が終われば、

メンバーはそれぞれ昼食に向かい

ます。完成した会場は、お客さんの

入りを待つばかり。でも、外はまた

雨が降り始めてました・・・。


とはいえ、いつもどおり、開演の

1時間前から続々とご来場です。

有り難いことに、このところは、

天候に左右されることなく、皆さん、

ちゃんとご来場いただいてます。

  


開演時の客席は、100名を超える

大入りの状態になっていました。


今回も、くじらいだー@さんのブログ


「ミニ活動報告」を引用させていただ

いています。(以下の青の部分)

  


一席目は、寿亭司之助さん。演目は

当初の予定を、他の演者との兼ね合

いで、急きょ「粗忽の釘」に変更。

引っ越しがテーマの上方落語の

「宿替え」の後半部分です。


直前の演目変更を物ともせず、

トップから客席をいい具合に

温めます。代表がこよなく愛す

る「小米時代の枝雀師」が

よみがえってきそうな・・・。


二席目は、江戸落語の三流亭志まね

さんです。演目は「真田小僧」。

主人公の子供は、実にずる賢いと言え

ます。今日もうまく父親をだまして、

小遣い銭をせしめました。


落語国の子せがれは悪知恵がよく

働きます・・・。本来は「講釈ネタ」

とのこと。一度、サゲまで聴いて

みたいものです。


お茶子は、先月はインフルエンザで

欠席した寿亭さや豆さんと母親の

志熨家かりんさんのコンビです。


三席目は、潮吹亭くじらさんです。

演目は「代書屋」。字の書け

ない男とその男の履歴書を書こう

とする代書屋さんのトンチンカンで

かみ合わない会話が面白いです。


今回は耳になじんでいる「枝雀流」

でさせてもらいました。受けるべきところ

で、しっかり笑ってくださる。落語の聴き

方を心得ておられるお客様方、

ありがたいです。


中トリの四席目は、六弦亭ざくろさん。

演目は創作落語の「ハードラック」。

何をやってもついてない男、自殺をしよ

うとしますが、ことごとく失敗をしてしま

い、挙げ句の果てには・・・。


軽い目の作品が多い仁智会長

ですが、これはタイトル通りハード

な作品ですね。一つ確信したこと。

ざくろさんは、絶対長生きする!


雨が降っていたにもかかわらず、

おかげさまをもちまして、今回も

入場者175名の大入りとなりま

した。お足元が終わるい中を

まことに有り難うございます。


というところで、中入りとなりました。

いわゆるトイレ休憩なのですが、

無料の寄席では、そのまま帰る方

も多いので、できれば、中入りは

挟みたくないものです・・・。


楽屋のテーブルには、お客さんから

いただいたよもぎ餅とくじらさんの

東京土産になる笑点バージョンの

雷おこしが並びます。どちらも

美味しくいただきました。


中入り後は、ゲストの西川香蓉さん。

日本舞踊のお師匠さんになります。

舞踊の前に、ご自身でこの日の曲目

の解説をしていただきました。


ロック調「黒田節」。尼僧シンガー

「鈴木君代」さんの「ここにいる」の

2曲。小柄ながらエネルギッシュな

舞踊。香蓉先生は当会の熱烈な

ファンでもあります。


この日の大トリは、当会定例会では

4か月ぶり登場になる悠々亭一光さん。

演目は「背中(せな)で老いてる

唐獅子牡丹」です。やくざの世界

も年寄りばかりになってます。


勤労学生の方が一段落。久々の

高座は一光さんが尊敬してやまない

六代文枝師の作品。任侠の世界も

高齢化・・・。当会も決して他人事

ではありません・・・。


老人ばかりなので、やることなすこと

ピントがずれてしまいます。頼りに

していた昔の組員も老人ホームに

入所中。何とか昔のことを思い出さ

せて仕事をさせようとしますが・・・。


この日の寄席も無事にお開きとなって

演者とスタッフが総出でお客さんを

お見送りします。今回も大いに盛り

上がり、お客さんも楽しんでいただけ

たようです。


撤収作業も終了し、近くの居酒屋で

打ち上げです。落語談義などで

大いに盛り上がり、最後は恒例の

くじらさんの音頭による大阪締めで

この日の盛況を祝いました。


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令和6年の最初の「駅前寄席」。

天候は曇りで、まだまだ寒い日が

続いています。JR高槻駅の駅前

も徐々にですが、以前とは大きく

様変わりしてきました。


いつもどおり午前10時30分から

会場設営を始めます。この日は、

出演者のみの最小限の人数で

の作業となりました。スタッフの

増員が喫緊の課題になってます。


机等の資材が更新された関係上、

毎回、試行錯誤の高座作りです。

これまでは若干の変形的な高座

でしたが、今回はスッキリとした

シルエットに仕上がりました。


こちらが今回の高座の完成形です。

でも、演者が上がって落語を始める

と、マイクスタンドがガタついて、そ

の音がマイクに入るという問題が

発生しました。(すぐに修正!)


これで寄席会場のできあがりです。

あとは、音合わせや周辺の微調整

や事務作業を残すのみです。ここ

の客席の椅子は、ホテル仕様なので

座り心地はなかなかなものです。


事務作業のひとつは、お客さんに

お配りするプログラムと次回の

定例会のチラシを組み合わせて

開演前に受付が混雑しても、

迅速に対応できるようにします。


今回の楽屋への差し入れのお菓子。

くじらさんの伊勢土産の揚げ煎餅、

志まねさんの浜田土産のさしみ醤油

キャラメル、かりん・さや豆母娘から

バレンタインデーのチョコでした。


今回も開演1時間前から大勢のお客

さんがお越しです。まことに有り難い

限りです。コロナ禍で人数制限して

いたことで、自然と皆さんが早め早め

に来られるようになりました。


ということで、開演前から大入りになり

ましたので、5分ほど早めに開演です。

今回もくじらいだー@さんのブログ

「ミニ活動報告」を引用させていただ

いています。(以下の青の部分)


一席目は、六弦亭ざくろさん。演目は

「稲荷俥(いなりぐるま)」です。

人力車に乗った客がふざけて

「自分は産湯稲荷の使いの狐だ」

と車夫をだまします。


だました相手が「正直者」である

ことが裏目に出て・・・。まさに落語的

展開です。当会最年長にして、その

「元気印」は健在です。


二席目は、潮吹亭くじらさんです。

演目は「みかん屋」。行商の

みかん屋を手伝うことになりますが、

商売の仕方を一から教えてもらったに

もかかわらず、思うように行きません。


間抜けながらも一生懸命に商売に取り

組みます。「2円50銭×300個」の

計算も必死で答えを出した! 出来不出

来にかかわらず、笑うべきところで受け

て下さるお客様方に感謝です。


お茶子は、いつも志熨家かりん・

寿亭さや豆の母娘コンビですが、

この日は、さや豆さんがインフル

エンザでお休みのため、母親の

かりんさんの単独お茶子でした。


三席目は、高月亭すばるさんです。

演目は「湯屋番」。居候のなまけ者

の若旦那が、念願? の風呂屋の

番台の仕事をすることになるので

すが、妄想が過ぎて大騒ぎに・・・。


一瞬、先の「みかん屋」とついて

るかのようですが、仕事に取り組む

姿勢がかなり違いますね。実直な

すばるさんの「妄想劇場」が

面白い!


中トリは、三流亭志まねさん。演目は、

「金明竹(きんめいちく)」です。

江戸落語の代表的なボケ役の与太郎

が登場。骨董屋の店番をする与太郎

と客との会話がかみ合いません。



最近は上方でも演じられますが、

本来は江戸落語。江戸前の志まね

さんの繰り出す「上方弁」が聴かせ

どころです。


おかげさまをもちまして、今回の寄席

も入場者141名の大入満員となりま

した。ご来場いただきました方々には

改めてまして、厚く御礼申し上げます。


ここで中入りの休憩です。


お客さんから、和菓子の差し入れを

頂戴しました。皆で美味しくいただ

きました。まことに有り難うございます。


楽屋に貼られた出番表です。

ここには出演順と演目とサゲのセリフ、

そして、所要時間と出演予定時刻が

記載されています。寄席の進行に

不可欠なものです。


出囃子のタイミングを計るくじらさん。

プログラムに連載中のくじらさん

のコラムは、「特集」コーナーの

「くじらのひとりごと」に掲載して

います。


中入り後の5席目は、歩鱈小酔さん。

演目は「田楽喰い」です。酒好きの

若い連中が、いろいろと趣向をこら

して和気あいあいと田楽を食べなが

ら酒盛りをします。


小酔さんの「小輔」時代からの

十八番です。噺の中に高槻市内の

地名を織り込んだり、「ん廻し」も

いろいろ工夫があって、サービス満点

の一席です。


6席目のトリは、寿亭司之助さん。

演目は「天狗裁き」の一席です。

想像上の怪物でもある天狗が登場

します。天狗は、神通力を持ち、

空も飛べることになっています。


噺の展開の妙、そして見事なサゲ。

これぞ落語とも言うべき一席。代表

としていろいろと気苦労も多い中、

見事な大トリです。改めて思います。

代表は本当に袴が似合う・・・。


うたた寝をしていた男が、嫁さんや

隣家の友人や家主に見た覚えの

ない夢の話を問いただされ、奉行所

での裁判にまで発展します。それを

天狗が救ってくれるのですが・・・。


今回も、寄席は無事にお開きとなり、

スタッフ総出でお客さんをお見送りし

ます。この時のお客さんの笑顔や

「楽しかった」などとお声掛けいた

だけることが大きな励みになります。


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