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会場の高槻阪急スクエアです。昨年の

10月に大規模なリニューアルが行われ、

高槻阪急百貨店から名称も変更になり

ました。天気は、晴れ模様ですが、気温

は、半端なく暑いです。


ということで、JR高槻駅から高槻阪急

スクエアを結ぶ通路も屋根からミスト

シャワーが出るようになってます。

(写真ではちょっと見にくいですが・・・)

でも、会場内は冷房が効いてます。


メンバーは、朝のうちに集合し、会場内

のテーブルと椅子を一旦撤去し、新たに

寄席会場を設営します。これが、結構、

力仕事なので、高齢化している当会の

メンバーには大仕事になってきました。


客席の椅子は、近隣のホテルで使って

いた高級感のあるものなので、ちょっと

重くなってます。とはいえ、座り心地は

バッチリなので、お客さんには座りや

すく体に優しい座席になっています。


毎回、試行錯誤している高座ですが、

今回も皆が知恵を出し合い、無事に

組み立てが終わりました。うちの会の

高座は、当初からできるだけ会場に

あるもので作るのがモットーです。


寄席の雰囲気を醸し出す、高座の

周辺の看板や名ビラ立て、ついたて、

のれん等の道具類も設置を終え、

立派な寄席会場が出来上がりました。


今回の客席も先月の「高槻市民

寄席」と同様に、中央に通路を

設けました。これで、若干ですが、

お客さんからは見やすく、そして

出入りがしやすくなったようです。


会場全体を後方から見たところです。

最後部は臨時にテーブルを椅子の

代わりに設置していますが、今回は

そのテーブルの後ろにも立ち見の方

がおられました。


会場設営後は、お客さんに配布する

プログラムや次回のチラシなどを

組み合わせて、渡しやすいように

整えておきます。これも、意外と

手間のかかる作業になります。


そうこうするうちに、午後1時の開場

時間となりました。今回も早くから

次々とお客さんがお越しになります。

本来は、開演30分前の午後1時

30分開場なのですが・・・。


楽屋には、紙芝居の道具が・・・。

今回のゲスト出演の桃まるさんは、

当寄席では初めての紙芝居の演者

になります。


開演時には、100名を超える大入り

の状態に(なので、5分早く開演!)

今回もくじらいだー@さんのブログ

引用させていただいています。

(以下の青い部分)


一席目は、六弦亭ざくろさん。演目は

「猫の皿」です。とある茶店で、

高価な皿でエサを食べている猫を見つ

けた道具屋さん、一儲けを企みますが、

茶店の親父の方が一枚上手!?


暗黙のルールで、前回の「トリ」

が今回の「トップ」。当会きっての

「元気印」。まさに「先頭打者

ホームラン」といえる一席。

さすがです。


開演後の楽屋の風景です。

えも言われぬ緊張感と忙しさが

交錯する空間です。


二席目は、南茶亭おすしさんです。

演目は、十八番の「動物園」。

死んでしまった移動動物園のトラの

代わりを人間が務めるのですが、

実に怪しいトラになってしまいます。


最近は、主人公が動物園へきて虎の

毛皮を着るところから始まる演じ方が

多いようですが、今回のおすしさんのよう

に就職の条件付けをするところから始め

た方が噺に深みが出てくるようです。


三席目は、ゲストの紙芝居の桃まる

さんの登場です。昔懐かしい雰囲気

満載のオープニングでした。ちなみに

紙芝居のルーツは、平安時代の源氏

物語絵巻からという説もあるそうです。


各地のイベントを渡り歩いて来ら

れてるだけに、場の雰囲気作りは

お手のもの。ご本人は「勉強に

なりました」と仰ってましたが、

私たちも同様です。


今回は、「桃太郎」・「口さけ女

対尻さけ男」・「歯のはなし」の

3本立て!! どれも、オリジナリティ

に富んだ面白い話で、子供の頃に見た

街頭紙芝居を思い出させてくれます。


今回のお茶子さんも、志熨家かりんさん

のみが務めました。このところ、中学生

になった娘の寿亭さや豆さんは、何か

と日曜日は忙しくなってます。でも、

きっちり、打ち上げには参加!?


おかげさまで、今回も入場者138人の

大入満員です。お暑い中をご来場いただ

き、まことに有り難うございました。2時間

あまりですが、涼しい場所で、笑って過ご

すのも健康にはいいかも知れませんね。


中トリの四席目は、歩鱈小酔さんです。

演目は、「青菜」。旦那の家でごちそうに

なり、そこの奥さんの対応ぶりに感心し

た植木屋さん、自分の女房にもマネを

させようとするのですが・・・。


落語愛好家なら夏に一度はきいて

おきたいネタですね。小酔さんならでは

の軽妙かつ丁寧な高座。今回奥様が

お手伝いに来て下さいました。ここの

ご夫婦もきっと、この植木屋のような

洒落のわかる2人でしょうな。


客席は、文字通りの大入満員。後方の

臨時のテーブル席も一杯で、その後ろ

や入り口付近では立ち見の方もおられ

ました。


中トリの一席が終わると、中入りの

休憩になります。寄席文字で書かれ

た名ビラは、人がたくさん入るように

とにんべんを入れた「仲」を使います。

休憩時間は、約10分です。


楽屋の差し入れ。志まねさんからは、

島根県特産の赤てんのせんべい。

かりんさんとさや豆さんからは、福岡

県特産の明太子せんべい。どちらも

ピリ辛で美味しかったです。

中入り後の五席目は、潮吹亭くじら

さん。演目は、「平の陰」です。

「手紙無筆」とも言われ、字を読め

ない人が、手紙を人に読んでもらうの

ですが、その人も字が読めず・・・。


今回は、露の瑞さんのTV映像の録画

を参考に覚えました。おかげさまで、

想像以上に受けました。えげつない

「知ったかぶり」なのに何か

憎めないですね。


次の演目は、ハメ(効果音)が

入るので、お囃子担当のくじらさん

は高座を下りてすぐに、着替える

間もなく準備に入ってます。


というところで、トリの高月亭すばる

さんが登場。演目は、「狸の化寺」。

村落の土木工事を請け合う「くろ

くわ組」の一行が、宿泊先の古寺

で、夜中に化け狸に襲われます。


狸はいろんな落語に登場しますが、

化け方の恐ろしさはピカイチでしょう。

すばるさんはネタをきちんと覚えて

演じてるので、3カ所の「ハメ」も

タイミングよく入れる事が出来ました。

文字通り熱演です。


狸は、一行の頭領の機転で、正体を

見破られ、阿弥陀如来や欄間の天女

に化けて逃げようとするのですが・・・。

人間国宝の故・桂米朝師匠が復活さ

せた上方落語の大ネタです。


無事にお開きとなり、楽屋から大きく

「おじか〜ん(お時間)」と声を

かけ、皆さんをお見送り。
プログラムの

くじらさんのコラムは、「特集」コーナー

「くじらのひとりごと」に掲載です。

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共 催 高槻市立生涯学習センター/噺の会じゅげむ


うちの定例会もやっと天候に

恵まれるようになってきました。

(今年の前半は雨ばかり・・・)

会場の生涯学習センターですが、

いつもと違うアングルの遠景です。


午前中から設営作業が始まります。

作業は、大きく分けて、客席の椅子

並べと高座付近の設営なのですが、

こちらの会場は広いので、椅子並べ

だけでも結構、大変です。


おおむね1時間かけて寄席会場

の出来上りとなります。とはいえ、

未だに毎回が試行錯誤の連続で、

ちょっとずつ改良しています。


今回の改良点は、ゲストのフラダンス

が後ろの方から見えずらいとの声が

あったので、中央に大きく通路を追加

したことです。これで若干ですがお客

さんの出入りもスムーズになりました。


このところ、開場する時間が開演の

1時間前になっていますが、この日は

フラダンスの立ち位置や打合せのため

少し開場が遅れました。すると、あっと

いう間に行列が・・・。


開場前に行列ができる。

まことに有り難いことです。30年前

は、開演時間になってもお客さんが

来られないということもありました。

  


最近は、前説というものをやらなく

なったのですが、この日は早くから

多くのお客さんがお越しになり、か

なりお待ちいただいていたので、

「少し早めに開演します」宣言!

  


開演時には、ご覧のとおり100人

を超える大入り状態です。

今回も、くじらいだー@さんのブログ

「ミニ活動報告」を引用させていただ

いています。(以下の
青色の部分)


一席目は、先月の定例会のトリを

務めた三流亭志まねさん。演目は

「子ほめ」です。タイトルのとおり

他人の子供をほめ倒して、ごちそ

うになろうとするのですが・・・。


こんな「真夏日」には、歯切れの

いい「江戸落語」でスッキリした気分

になってもらいましょう。あんな風に

トントン拍子にベンチャラを並べると

本当に一杯おごってもらえそう・・・


二席目は、寿亭司之助さんです。

演目は、「浮世床」。昔懐かしい

床屋さんの待合室の風景描写

なのですが、そこにいる連中は

ちょっとおかしな奴ばかり。


字の読み書きが出来ないことが

当たり前の時代。

こんな「知ったかぶり親父」が

街のあちこちに居たんでしょう。


お茶子は「志熨家かりん」さん。

このあと「大役」が待っています。


娘の寿亭さや豆さんは、中学生

になったとたんに何やかやと忙し

そうで、今回も欠席でした。

   


三席目は、南茶亭おすしさんです。

演目は、「せんたく」。桂三風さんの

創作落語で、育ての親が、その事実

を子供に伝えるべきか大いに悩む

という展開になっています。

   


このタイトルは、「選択」と「洗濯」

がかかってるとのこと。テーマはやや

深刻ながら、そこはおすしさん、

噺は軽妙に進んでゆきます。


四席目の中トリは、悠々亭一光さん。

演目は、「鉄砲勇助」です。

全編がホラ話のオンパレード。

とはいえ、鉄砲勇助なる人物が

登場する前に終わるのが定番!?


ここでいう「鉄砲」とは「嘘つき」。

「鉄砲を放つ」で「嘘をつきまくる」。

そこらへんをきちんと調べてくる

あたりが一光さんです。ずっと

大受けで見事な「中トリ」でした。


おかげさまをもちまして、今回も

入場者173人の大入りとなりま

した。お暑い中をご来場いただき

まことに有り難うございました。


ここで、中入りの休憩です。いわ

ゆるトイレ休憩の10分間ですが、

次のフラダンスのスペースを開ける

ため、人力で高座を後方に移動させ

る作業がありました。


ゲストをはじめ、お客さん方から

差し入れのお菓子をいただきました。

改めまして御礼申し上げます。

   


中入り後は、昨年に引き続き2回目

となるフラダンス教室のリオリオ・

フラ・オ・ナープアの皆さんの登場

です。1曲目は、「ウリリエ」。

ハワイで越冬する渡り鳥の歌。


曲の合間には、教室の坂口理代先生

が曲の解説をしていただきました。



2曲目は、「ヒロフラ」。ハワイ島のヒロ

という町、ヒロに降る雨、カニレフア。

その潤い、自然の恩恵を歌っています。


3曲目は、「ヘアロハノオカアラ」。

オアフ島にあるカアラ山の雄大さ、

美しさについて歌っています。


4曲目は、「ヘメレノリロ」。ディズニー

アニメのリロ&スティッチの挿入歌

で、テンポよく楽しい曲です。


最後の5曲目は、「クウパー

パレラウハラ」。フラダンス

出演者全員が、客席をコの字に

囲むようにして踊ります。


この曲は、ラウハラというハラの

木の葉を編んで作られたカンカン帽

の歌です。題名は「私の大好きな

「ラウハラの帽子」というそうです。


昨年の出演は、11月の季節外れで

したが、今年は夏のいい時期に

ご出演いただけました。高槻にいて

常夏のハワイの気分を体感!?


本日のトリは、六弦亭ざくろさん。

演目は、落語作家小佐田定雄氏の

創作落語「座長の涙」です。

大衆演劇を率いる座長の苦労が

描かれています。


にわかに飛び込んできた「仏壇屋」

のにわか芝居が思わず感動を・・・

小佐田先生の作品の中でも「大作」

の一つ。そしてここは芝居経験の

あるざくろさんの独壇場です。


この演目には拍子木やお囃子の

ハメが入ります。

かりんさんの拍子木もばっちり。

言うことなし。これからは、ざくろさん

を「座長」と呼びましょう・・・。


大衆演劇の座長は、戯曲作家であり、

舞台演出家であり、殺陣師であり、

音楽監督であり、そして役者も務め

ます。それはそれは大変な仕事と

言えます。


無事、お開きとなり、スタッフ総出で

お客さんをお見送りします。トリを

務めたざくろさんに声を掛ける方も

大勢おられました。


今回のフラダンスの出演者の総勢と

記念撮影。

・・・あ、司之助代表、役得やね1?


撤収作業のあとは、近くの居酒屋

さんで恒例の打ち上げです。

プログラムに連載中のくじらさん

のコラムは、「特集」コーナーの

「くじらのひとりごと」に掲載です。


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