十の扉(ふるさと)

    <2006.4.21>

「拾八さん、田舎何処でんねん?」
「兵庫県ですわ」 
「兵庫の何処?」
「多可郡八千代町、今、町名変更で、多可町になってますけどね」
「それ、何処でんねん?」
「西脇市の隣ですわ」

私のふるさとは、説明すればするほど分からなくなるほど、ド田舎です。
敬老の日の発祥の地なんですがね。え! よけ分からん。

私のふるさとでは、昔から(私の子供の頃から)9月15日は敬老の日で、
その日には、老人の人たちが学校の講堂に集まり、ご馳走を食べたり、
演芸会が有ったりして、楽しい一日を過ごされてました。
私たちは、敬老会と呼んでいました。
これが元で、敬老の日ができたんですよ。今は日が違いますがね。

それから、高野豆腐の産地です。高野豆腐は豆腐を凍らして作りますが、
出来上がった物は、表面を削って商品にします。
その時の削り粕は、美味しいですよ。野菜、ちくわ等と炊きますが、
おからを炊くのと同じです。ただし、おからよりも美味しいですよ。
私はこれで、育ちました。

あと、自慢できるのは、ド田舎という事です。今でも帰ったら、同級生が集まりますが、
皆気心の知れた者達です。なんせ、小学、中学と同じクラスでしたからね。
これが、田舎の良い所ですね。

            

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